【2019年版】現役薬剤師が花粉症薬おすすめ比較ランキング(強さ・眠気)を紹介!処方薬と市販薬の違いや花粉症対策グッズについても解説します。

花粉症薬 おすすめ比較ランキング(内服・目薬・点鼻)

どうも、ねぎ(@nasuyowa)です。都内の薬局で管理薬剤師として働いています。

そろそろ花粉症が本格化してくるシーズンですね。僕も重度の花粉症患者なので、本当にイヤな季節です。

今回は薬剤師による花粉症薬のおすすめ比較ランキングを紹介していきます。ぜひ病院やドラッグストアを訪れる際の参考にしてください。

花粉症とは?2019年の特徴を解説

まずはじめに、花粉症どのような病気なのか簡単に解説します。

花粉症はスギやヒノキなどの花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみ(花粉症の4大症状)などのアレルギー症状を起こす病気です。ここで抑えておきたいことは花粉症=アレルギー反応ということです。ちなみに日本人の4人に1人が花粉症だと言われています。

参考ですが、2019年の東京都における花粉の飛散量は昨年の6割程度になると予想されています。

参考 平成30年度 花粉症対策検討委員会(第2回)検討結果|東京都東京都

ただし2018年は飛散量がとても多かったため、少なめと言っても注意が必要です。

花粉症薬の種類について

次に花粉症薬の種類について簡単に解説します。

先ほど解説したように花粉症はアレルギー疾患のため、治療にはアレルギー反応を抑える薬を使用します。

アレルギー反応を抑える薬にはたくさんの種類があるのですが、花粉症の治療に使われる薬は「抗ヒスタミン薬」と呼ばれる医薬品になります。

この抗ヒスタミン薬は、開発された順序で第一世代(古い)第二世代(新しい)に分類されます。

2019年現在では、ほとんどの花粉症患者の方が第二世代の抗ヒスタミン薬を使用しています

花粉症薬には処方薬と市販薬がある

花粉症薬は購入に処方箋が必要となる「処方薬」とドラッグストア等で購入できる「市販薬(OTC)」に分類されます。

  • 処方薬:病院を受診して医師から処方される(健康保険が適用される)
  • 市販薬(OTC):ドラッグストアやインターネットで処方せんなしで購入できる(健康保険が適用されない)

最近はセルフメディケーションの高まりもあり、処方薬と同等の成分を含有した市販薬も数多く販売されています。

また、処方薬と市販薬では健康保険の適用の有無により自己負担額が変わることもポイントです。

まずは医師の診察を受け、自身の症状を適切に診断してもらった上で医薬品を使用することが大切です。

花粉症薬おすすめランキング

ここからは現役薬剤師である筆者が考えた「花粉症薬おすすめランキング」を紹介していきます。(処方薬と市販薬どちらも紹介)

このランキングは抗アレルギー作用の強さに順位付けしたものではなく抗アレルギー作用と副作用(眠気や口の渇きの強さ)を考慮した上でのおすすめランキングとなっています。

抗アレルギー作用と眠気の副作用の強さについては☆の数で記事内に表記しています。

※このランキングはあくまで一薬剤師の個人的な主観であり、医薬品の効果には個人差があります。処方される量や服用回数によっても作用は異なるので、必ず医師・薬剤師の助言のもと適切に使用してください。

第1位 アレグラ

  • 成分名:フェキソフェナジン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★★☆☆☆
  • 眠気の副作用:なし(★☆☆☆☆)

花粉症患者に最も使われている医薬品がアレグラです。

特徴は眠気の副作用がとても弱いことで、非常に使いやすい花粉症薬となっています。まずはアレグラを使用して様子をみてほしいという気持ちから1位としました。

抗アレルギー作用は第二世代抗ヒスタミン薬の中ではやや弱めとなっていますが、花粉による鼻水・鼻づまり・くしゃみなどのアレルギー症状はしっかりと抑えてくれます。

アレグラ(成分名:フェキソフェナジン)は、1回1錠・1日2回の服用で効果が続きます。空腹時にも服用可です。

▼市販薬(OTC)の販売はこちら

▼こちらはアレグラと同じ成分が入った廉価版になります

第2位 アレジオン

  • 成分名:エピナスチン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★★★☆☆
  • 眠気の副作用:あり(★★☆☆☆)

アレジオンは就寝前に1錠服用するだけで、朝から効き目が1日中続く花粉症薬です。アレグラと比較すると抗アレルギー作用は強力ですが、副作用として若干の眠気が現れます。

花粉症に使用する場合は、症状の出始めから服用すると効果的です。

▼市販薬(OTC)の販売はこちら

第3位 ザイザル

  • 成分名:レボセチリジン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★★★☆☆
  • 眠気の副作用:あり(★★★☆☆)

ザイザルは1日1回、就寝前に服用することで花粉症の症状を強力に抑えてくれる薬です。

持続的な抗アレルギー作用が特徴で、近年多くの医療機関で処方されている花粉症薬です。

※市販薬(OTC)は発売されていません

第4位 アレロック

  • 成分名:オロパタジン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★★★★★
  • 眠気の副作用:強い(★★★★★)

アレロックは第二世代抗ヒスタミン薬の中で最も強力な抗アレルギー作用が特徴の薬です。強力な効き目の反面、眠気の副作用が最も強力に現れるため、重症の花粉症患者の方に使用されています。

※市販薬(OTC)は発売されていません

第5位 ジルテック

  • 成分名:セチリジン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★★★★☆
  • 眠気の副作用:あり(★★★★☆)

ジルテックはかなり強力な抗アレルギー作用をもつ薬です。眠気の副作用も強いので、重度の花粉症患者の方におすすめの薬です。市販薬は「ストナリニ Z」という商品名で販売されています。

▼市販薬(OTC)の販売はこちら

第6位 クラリチン

  • 成分名:ロラタジン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★☆☆☆☆
  • 眠気の副作用:なし(★☆☆☆☆)

クラリチンはアレグラに比べて抗アレルギー作用が弱い点が特徴です。一方で眠気もほとんど現れないため使いやすく、軽度の花粉症症状の方におすすめです。

市販薬(OTC):店頭販売のみ(インターネット購入不可)

参考 抗ヒスタミン薬 配合の クラリチンEX | クラリチンEX | 大正製薬花粉を感じたら クラリチンEX |大正製薬

第7位 ビラノア

  • 成分名:ビラスチン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★★★★☆
  • 眠気の副作用:なし(★☆☆☆☆)

ビラノアは2016年に発売されたばかりの新しい薬です。新薬ということもあり、まだ普及の途中といった状況です。特徴は強力な抗アレルギー作用を持ちながらも、眠気の副作用が抑えられている点。今後ますます使用される方が増えていくのではないでしょうか。

※市販薬(OTC)は発売されていません

第8位 デザレックス

  • 成分名:デスロラタジン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★★★☆☆
  • 眠気の副作用:なし(★☆☆☆☆)

デザレックスは先ほど紹介したビラノアと同じ2016年に発売されたばかりの薬です。ビラノアと比較すると抗アレルギー作用が若干弱く、使いどころの難しい薬です。

2019年3月時点で販売停止中許認可関係の問題により全ロットの自主回収を実施

※市販薬(OTC)は発売されていません

第9位 エバステル

  • 成分名:エバスチン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★★☆☆☆
  • 眠気の副作用:あり(★★☆☆☆)

エバステルは、先ほど紹介したアレジオンと同程度の抗アレルギー作用をもつ薬です。眠気の副作用の強さも同程度のため、個人の好みによってアレジオンと使い分けが可能です。

▼市販薬(OTC)の販売はこちら

第10位 タリオン

  • 成分名:ベポタスチン(第二世代抗ヒスタミン薬)
  • 抗アレルギー作用:★★★☆☆
  • 眠気の副作用:あり(★★★☆☆)

タリオンはアレグラに比べて効果が少し強く、その反面眠気が出やすい薬です。花粉症の症状がある程度ひどい方におすすめの薬です。

※市販薬(OTC)は発売されていません

花粉症におすすめの目薬(市販薬)

花粉症でつらいのが目の充血やかゆみの症状です。内服薬だけではこれらの症状が収まらない場合、目薬の使用がおすすめです。

市販の花粉症向け目薬を購入する場合は、目のかゆみを抑えてくれる以下の有効成分が含まれる商品がおすすめです。

  • クロルフェニラミンマレイン酸塩:抗ヒスタミン成分(目のかゆみ・充血を緩和)
  • クロモグリク酸ナトリウム:抗アレルギー成分(アレルギーの原因物質を制御)
  • グリチルリチン酸二カリウム:抗炎症成分(炎症を緩和)

ここでは現役薬剤師が市販薬の中から花粉症におすすめの目薬を紹介していきます。

ロートアルガード クリアブロックZ

【成分】

  • クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.03%
  • クロモグリク酸ナトリウム 1%
  • プラノプロフェン 0.05%
  • コンドロイチン硫酸エステルナトリウム 0.5%

ロートアルガードクリアブロックZは各種の有効成分濃度が市販薬のうち最大級な点が特徴です。市販薬のなかでは最も効果の高い目薬と言えるでしょう。

エージーアイズ アレルカットC

【成分】

  • クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.25%
  • クロモグリク酸ナトリウム 1%
  • グリチルリチン酸二カリウム
  • コンドロイチン硫酸エステルナトリウム

エージーアイズ アレルカットCは目の角膜を保護してくれるコンドロイチンを含有している点が特徴です。

マリンアイALG

【成分】

  • クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.15%
  • クロモグリク酸ナトリウム 1%
  • グリチルリチン酸二カリウム

マリンアイALGは花粉症の目のかゆみを抑えるのに必要な有効成分がしっかり含まれていながら、その他の製品と比較して低価格で販売されているコストパフォーマンスの高い製品です。

花粉症におすすめの点鼻薬(市販薬)

花粉症では目のかゆみ以外にも、つらい鼻水の症状が現れます。そういった症状には鼻に直接噴霧する「点鼻薬」の使用もおすすめです。

市販の花粉症向け点鼻薬を購入する場合は、以下の有効成分のいずれかが含まれる商品がおすすめです。

  • ベクロメタゾンプロピオン酸エステル:ステロイド系の強力な抗炎症作用
  • オキシメタゾリン塩酸塩:血管収縮作用による鼻粘膜のうっ血を改善(鼻づまりの緩和)
  • ケトチフェンフマル酸塩:第二世代抗ヒスタミン薬

ここでは現役薬剤師が市販薬の中から花粉症におすすめの点鼻薬を紹介していきます。

ナザールαAR0.1%

ベクロメタゾンプロピオン酸エステルによる強力な抗炎症作用が特徴です。最も効果の高い点鼻薬と言えるでしょう。

ナシビンMスプレー

オキシメタゾリン塩酸塩という血管収縮成分を含有した点鼻薬です。鼻粘膜のうっ血を改善することで、鼻づまりを緩和してくれます。

ザジテンAL鼻炎スプレー

ケトチフェンフマル酸塩という第二世代抗ヒスタミン薬を含有している点鼻薬です。抗アレルギー作用による、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりの改善効果が期待できます。

花粉症対策におすすめのグッズ

花粉症の対策に最も効果的なのは「花粉を体内に取り込まない」ということです。そのため、花粉症対策のためにもマスクは必ず着用しましょう。マスクをすることで体内に入り込む花粉の量を84%カットすることができます

▼おすすめのマスクはこちら

また顔や髪に噴霧することで、花粉の付着を抑制するスプレータイプの商品も効果が期待できます。メイクの上からでも使用できるため、女性の愛用者が多いようです。

顔や髪に噴霧することで、花粉の付着を抑制するスプレータイプの商品も効果が期待できます。メイクの上からでも使用できるため、女性の愛用者が多いようです。

花粉症対策におすすめのサプリ

また花粉症の症状がひどい場合は体質改善も大切です。

1日2粒でヨーグルト約50kg分の乳酸菌を摂取できる日清食品 アレルライトハイパー」というサプリは、利用者からの評判もよくおすすめです。

参考 【日清食品】アレルライトハイパー

花粉症薬の比較ランキングまとめ

以上、現役薬剤師による花粉症薬の比較ランキングでした。

豆知識となりますが、花粉症のシーズンは花粉が飛びやすい時間帯にも注意しましょう。昼の12時〜15時、17時〜19時は花粉が非常に飛びやすいとされています。

つらい花粉症シーズンとなりますが、適切な対策で症状を抑えて、快適な毎日を過ごしましょう。

 

おわり